つみきの家 大分・城南 マネージャー 伊藤 さくら
私が出会った「つみきの家」と住宅確保要配慮者の方々とのエピソード、そして私自身が目指していることについてご紹介します。
1.私とつみきの家との出会い
私とつみきの家との出会いは、大分市への引越しを機に転職先を探していたときのことで、たまたま目にした求人が、つみきの家でした。
これまで福祉業界でしか働いたことのなかった私は、転職を考える中で「利用者様と近い距離で、寄り添った支援ができる仕事がしたい」という思いを強く持つようになっていました。そんな中で、「つみきの家であれば、そんな支援ができるかもしれない」と感じ、求人に応募したことが、この出会いのきっかけです。
実際に代表にお会いし、お話を伺って心に残ったのは、「感動」と「共感」でした。つみきの家がどのような場所なのか、事業に込めた想い、実際に支援してきた方々のエピソードを聞く中で、「身寄りのない方の納骨まで支援している」という話には大きな感動を覚えました。
また、「困っている方のために何かしたい。制度の狭間からこぼれてしまう人たちの受け皿になりたい」という代表の言葉に触れ、「私もその一員として力になりたい」と強く共感しました。困っている人と手を差し伸べることができる人とが重なり合って一つになり、「困っている状態」からの脱却を支援することで「光」を生み出す、という意味を持つロゴマークにも、自然と心惹かれるものがありました。
2.つみきの家と住宅確保要配慮者
つみきの家で働くようになり、私は住宅確保要配慮者の方々が置かれている現実を目の当たりにし、大きな衝撃を受けました。
金銭管理ができずライフラインが止まってしまう方、アルコール依存症で入退院を繰り返している方、多重債務を抱え車中泊を余儀なくされている方など、さまざまな事情から「普通の生活」を営むことが難しくなっている方が多くいらっしゃいました。食事も十分に摂れておらず、実際にお会いした際には、ご自身では解決できない課題を前に途方に暮れている方ばかりでした。
そんな中で、つみきの家の話をすると、少しずつ表情が明るくなり、「ここなら、なんとかしてくれるかもしれない」と希望を見出して、入居を希望される瞬間があります。その姿を見たとき、これこそが法人の想いを記したロゴマークが表している状態なのだと、腑に落ちました。
3.私と入居者
実際に入居された住宅確保要配慮者の方々の生活を支援することは、想像していた以上に大変なものでした。
福祉業界での経験があったことから、支援にはある程度の自信を持っていました。しかし、支援対象は高齢者だけでなく、障がいのある方、依存症のある方、DV被害者など多岐にわたり、年齢層も10代から90代までと幅広く、必要とされる支援内容も金銭管理、各種医療福祉サービスの調整、受診対応、債務整理などさまざまでした。
分からないことや思うようにいかないことも多く、これまでの自信が打ち砕かれる場面も少なくありませんでした。それでも、日々起こる出来事や困難に入居者の方々と一緒に向き合い、少しずつ乗り越えていく中で、信頼関係が築かれていきました。
「こんなことがあったんだけど、どうしたらいいかな?」と相談していただけるようになったり、温かい言葉をかけていただいたりするたびに、嬉しさであったり、この仕事のやりがいを実感しています。
4.私が目指すもの
私は、ロゴマークが象徴する「光」のような存在でありたいと考えながら、日々働いています。
一つずつ課題を解決し、やりたいことや新たな目標が生まれたときに、「どうすれば実現できるか」を一緒に考え、達成できたときには喜びを分かち合える。そんな「仲間」のような存在として、関わる人たちに光をもたらすことができる存在でありたいと思っています。
そのためにも、まずは私自身が光を持てる人間でありたい。手探りではありますが、一歩ずつ前に進みながら、関わる人たちを明るく照らせる存在を目指して、これからも歩みを止めずに進んでいきます。
